乳児湿疹 生後6か月の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
生後6か月から乳児湿疹が酷くなり、病院や漢方薬局に行っていたが良くならないため、来店されました。
病院に行けばステロイドを渡されて一時的に良くなるが、塗らなくなると今まで以上に悪化して来たため、家の近くの漢方薬局に行って相談したそうですが、やはり症状が悪化してくるので、インターネットを見て私の漢方薬局にお越しいただきました。
体全体が赤く、一部は腫れてジュクジュクする部分もありました。痒みが酷い状態でいつも掻いてしまうそうです。
いいろいろやってうまくいかないため、とても半信半疑でしたが、体の中から改善していくことを説明したうえで、赤ちゃんに漢方薬をお渡ししました。
1歳 男の子
中国医学的に『食積湿生』、『血熱掻痒』の状態と考えられます。
胃腸の消化を助けていく漢方などをお渡ししました。
2週間ほどして、少しずつ赤みが減ってきて、掻く回数も減ってきているようです。
「同じ漢方薬局でも、薬草が違うだけでこれほど症状が良くなると思いませんでした」と言われました。飲むと体調がいいようで引き続き飲んでいただいております。
中国医学の考え方は、赤ちゃんはまだ大人と違って臓器が出来上がっていません。
その為、離乳食を早くしてしまったり、母乳で育てている方でもお母様が脂っこいもの・辛いもの・刺激物・甘いものの摂りすぎることで、母乳を介して赤ちゃんに行ってしまいます。
赤ちゃんの胃腸は大人のようにうまく消化吸収ができませんので、食べたものすべてがアレルゲンになることもある様です。まだ歯がはえそろっていない赤ちゃんが離乳食を食べることができない、と考える方がいいと思います。
雑誌で生後5か月ほどから離乳食を始めましょうなどと書かれている物を鵜呑みにしないほうがいいと思います。個人差はありますが、離乳食はできる限り遅いほうがいいと思います。
毎日の食生活が原因で、かわいいわが子をアトピー性皮膚炎や乳児湿疹にさせないようにしましょう。
一人ひとり体質や自覚症状が違うため、必要となる薬草は違ってきます。いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談くださいね。
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